写真をプリントしようとして注文画面を開くと、「L判」「2L判」「KG」「六切」「W4切」など、聞き慣れない名前のサイズがずらりと並んでいて、どれを選べばよいのか迷った経験はないでしょうか。実際の大きさがイメージしにくいまま選んでしまい、届いてから「思ったより小さかった」と感じることもあります。
この記事では、写真プリントでよく使われるサイズの一覧を、ミリ単位の寸法とあわせて整理します。サイズの数値は、カメラのキタムラの「かんたん写真プリント」の公式ページに掲載されている仕上がりサイズを確認して掲載しています。あわせて、写真の縦横比とサイズが合わないときに起こることや、飾り方・保管方法に合わせたサイズの選び方も解説します。店舗やサービスによって取り扱いサイズや呼び方は異なるため、注文前に利用するサービスの公式ページで確認してください。

写真プリントのサイズ一覧
まずは、カメラのキタムラの「かんたん写真プリント」の公式ページに掲載されている仕上がりサイズを一覧にします。単位はミリで、数字は「横×縦」の順です。サイズによって名称の由来が異なり、同じ「L判」でもサービスごとに微妙な差が出ることがあります。
| サイズ名 | 仕上がりサイズ(mm) | 推奨ピクセル数 |
|---|---|---|
| ましかく | 89 × 89 | 1,074 × 1,074 |
| DSC(デジタルカメラ) | 89 × 119 | 1,074 × 1,430 |
| L(標準) | 89 × 127 | 1,074 × 1,524 |
| HV(ハイビジョン) | 89 × 158 | 1,086 × 1,902 |
| KG(はがき) | 102 × 152 | 1,228 × 1,818 |
| P(パノラマ) | 89 × 254 | 1,086 × 3,036 |
| DSCW | 127 × 169 | 1,536 × 2,032 |
| 2L | 127 × 178 | 1,536 × 2,138 |
| 6切 | 203 × 254 | 2,434 × 3,036 |
| W6切 | 203 × 305 | 2,434 × 3,638 |
| A4 | 210 × 297 | 2,516 × 3,544 |
| 4切 | 254 × 305 | 3,000 × 3,602 |
| W4切 | 254 × 365 | 3,000 × 4,311 |
| A3 | 297 × 420 | 2,970 × 4,200 |
なお、公式ページでは、この「推奨ピクセル数」を仕上がりのクオリティを担保するためのピクセル数と説明しています。写真データの縦横のピクセル数がこの数値に近いほど、きれいに仕上がりやすいという目安です。さらに大きいA3ノビ・半切・全紙といったサイズも別のご注文ページで案内されています。
- よく使われるのはL判、KG(はがきサイズ)、2L判の3つです
- 「ましかく」は正方形で、Instagramのような写真に向いています
- サイズ名と寸法は、サービスごとに少し異なることがあります
よく使われるサイズの特徴
L判(89×127mm):もっとも身近な標準サイズ
L判は、昔からある標準的なプリントサイズです。手のひらに収まる大きさで、アルバムに入れたり、封筒に添えて送ったりするのに向いています。たくさんの枚数をまとめて注文するときにも使いやすく、家族写真を何十枚も整理するときの基本のサイズといえます。
L判に対応したポケットアルバムは、L判の写真が100枚前後入るタイプのポケットアルバムのように市販品が多く、保管の選択肢が広い点も特徴です。写真が増え続けて整理に困っている方は、アルバムとサイズをセットで考えると、あとから慌てずに済みます。
KG(102×152mm):はがきサイズで見やすい
KGサイズは、はがきに近い大きさで、L判より一回り大きく、写真が見やすいのが特徴です。公式ページでも「KG(はがき)」と表示されています。縦横比がおよそ2対3で、一眼レフやミラーレスカメラの標準的な画面比率に近いため、トリミングで切れる部分が少なくなりやすいサイズです。
2L判(127×178mm):飾って楽しみたいときに
2L判は、L判のほぼ倍の面積になる大きさです。写真立てに入れて飾るときに、見ごたえが出るサイズです。写真立てを選ぶときは、2L判対応の木製フォトフレームのように、サイズが明記された商品を選ぶと間違いがありません。

六切(203×254mm)とA4(210×297mm):インテリアとして飾る大きさ
六切は、額縁に入れて壁に飾るのにちょうどよい大きさとして使われることが多いサイズです。A4は書類と同じ大きさなので、A4サイズ対応の額縁や、書類用のクリアファイルにも収まります。家族写真やお気に入りの1枚を大きく見せたいときに選ばれます。
ただし、大きなサイズにするほど、元の写真データに必要な画素数も多くなります。表のとおり、六切の推奨は2,434×3,036ピクセル、A4は2,516×3,544ピクセルです。スマホで撮った写真でも対応できる場合が多いものの、拡大したときに粗く見える可能性はあるため、注文画面の警告表示などを確認してください。
ましかく(89×89mm):正方形でおしゃれに
ましかくは、縦も横も同じ長さの正方形サイズです。SNSで人気のある正方形の写真を、そのままプリントして残したいときに向いています。壁に並べて飾ったり、ミニアルバムに入れたりする使い方もできます。縦長・横長のどちらの写真も、端を少し切るだけで収まりやすいサイズです。
縦横比とサイズの関係:トリミングに注意
写真プリントで意外と見落としやすいのが、写真の縦横比とプリントサイズの縦横比が一致しないという問題です。たとえば、L判は89×127mmで、縦横比はおよそ1対1.43です。KGは102×152mmで約2対3、2L判は127×178mmで約5対7です。一方、スマートフォンのカメラは、機種や設定によっては4対3の比率で撮影されることが多くあります。
比率が違うサイズでプリントすると、写真の上下左右が少し切れたり、白い余白が出たりします。人物の顔や大切な被写体が端に寄っていると、切れてしまう可能性があるため、注文画面のトリミングのプレビューを目で見て確認することが大切です。キタムラのネット注文でも、「トリミング・枚数を選択」の手順が案内されています。

- 縁あり・縁なしの設定で、見える範囲が変わる場合があります
- 家庭用プリンターの用紙名と、店舗プリントのサイズ名は一致しないことがあります
- ご注文後の変更や取り消しを受け付けていないサービスもあります
用途別のサイズの選び方
アルバムに整理したいとき
アルバムに整理する場合は、まずお手持ちのアルバムが何サイズに対応しているかを確認してください。L判対応のアルバムが多く、KGや2Lに対応したタイプもあります。写真の枚数が多い方は、同じサイズに統一すると、あとから並べ直したり、友人に渡したりするときに扱いやすくなります。
額縁やフォトフレームに飾りたいとき
額縁を使うときは、写真のサイズだけでなく、マット(飾り枠)の有無も確認してください。マットを使うと、写真より少し大きめの外寸になります。六切サイズ対応のマット付き額縁のように、外寸と対応写真サイズの両方が書かれている商品を選ぶと、サイズ違いを避けやすくなります。

家族や友人に送りたいとき
送るときは、封筒に収まりやすいL判かKGが定番です。写真を折れから守るため、写真用の厚紙入り封筒や、L判対応のプリント保護ケースを使うと安心です。離れて暮らす祖父母に孫の写真を届けたいという場合は、見やすさを考えて少し大きめのKGや2L判を選ぶ方法もあります。
SNSの写真をそのまま形に残したいとき
正方形で投稿した写真を同じ形で残したい場合は、ましかくが選択肢になります。縦長・横長の写真を正方形に収めるときは、端が切れる範囲を注文前のプレビューで確認してください。取り扱いサイズはサービスごとに異なるため、希望のサイズがあるかも注文前に確認しておくと安心です。
家庭用のプリンターでプリントする場合も、サイズの考え方は同じです。キヤノンのマニュアルにあるEasy-PhotoPrint Editorの用紙サイズ一覧では、L判が8.9cm×12.7cm、2L判が12.7cm×17.8cm、KGが10.16cm×15.24cm、六切が20.32cm×25.4cmと記載されています。店舗のプリントの表記とは、KGが102×152mmと10.16×15.24cmのように、小数点以下の丸め方に違いがあることも、サイズ表記は資料ごとに多少ずれるものだと考えておくと、混乱せずに済みます。写真用紙を買うときは、L判用の写真用光沢紙(キヤノン・エプソンなどの純正写真用紙)のように、対応するサイズとプリンターのメーカー名を確認してください。
注文前のチェックリスト
- 用途(アルバム・額縁・送付・持ち歩き)を決める
- 用途に合うサイズを一覧から選ぶ
- 写真データの縦横ピクセルが、推奨ピクセルに近いか確認する
- 縁あり・縁なしを選び、トリミングのプレビューを確認する
- 受け取り方法(店頭・宅配)と、お届けまでの日数を確認する
- 価格は変更されることがあるため、公式ページで最新の金額を確認する
受け取り方法も、サイズ選びと同じくらい大切です。キタムラの公式ページには、店頭受取は最短10分、宅配受取は3〜7日(ゆうパックの場合は約3〜7日、ゆうメールの場合は約1週間)と案内されています。ご注文時間や地域によっては、さらに日数がかかる場合があると書かれています。急ぎの場合は、納期の目安もあわせて確認してください。
よくある質問
Q. L判とKGは何が違いますか?
L判は89×127mm、KGは102×152mmです。KGのほうが一回り大きく、縦横比も異なります。迷ったときは、日常の記録ならL判、見やすさを優先するならKG、といった考え方が一つの目安になります。
Q. スマホで撮った写真はどのサイズまで大きくできますか?
写真の画素数によって異なります。キタムラの公式ページに掲載された推奨ピクセル数と、お手持ちの写真のピクセル数を見比べると、おおよその目安になります。目安を下回る場合でもプリントできることはありますが、粗く見える可能性があります。
Q. 「ましかく」は何に向いていますか?
正方形の写真をそのままプリントしたいときに向いています。SNSに投稿した写真を、形を変えずに残したい方に選ばれます。
Q. サービスによってサイズの寸法は変わりますか?
呼び方や寸法の扱いは、サービスや資料によって異なる場合があります。実際に利用するサービスの公式ページに表示されている寸法を基準にしてください。
まとめ
写真プリントのサイズは、L判を基準に、KG・2L判・六切・A4と大きくなっていきます。用途から逆算してサイズを選び、写真の縦横比とトリミングを確認することが、満足のいくプリントへの近道です。
サイズ名の呼び方や寸法、価格、納期はサービスごとに異なります。実際に注文するときは、利用するサービスの公式ページで最新の内容を確認してください。
参考:カメラのキタムラ かんたん写真プリント(公式)、キヤノン Easy-PhotoPrint Editor 用紙サイズ一覧


