スマホの中に子どもの写真や旅行の写真がたまり、「いつかまとめよう」と思いながら時間だけが過ぎてしまうことは少なくありません。そんなときに役立つのが、写真を1冊の本に仕立てられるフォトブックです。ただ、サービスの数が多く、サイズも価格も仕上がりもまちまちなので、何を基準におすすめを選べばよいのか迷いやすいところでもあります。
この記事では、フォトブックを選ぶときの基準を「サイズ」「ページ数と写真枚数」「製本の種類」「送料と納期」「作成方法」の5つに分けて整理します。あわせて、公式サイトで内容を確認できた「Photoback(フォトバック)」と「ノハナ」を例に、仕様の違いを見ていきます。特定のサービスの優劣を決めるものではなく、ご自身の使い方に合う1冊を見つけるための材料としてお読みください。

フォトブックを選ぶ前に決めておきたいこと
比較表を見る前に、まず用途をはっきりさせておくと、候補がぐっと絞れます。たとえば、毎月の成長記録を気軽に残したいのか、結婚式や七五三のような節目の写真を丁寧に仕上げたいのか、離れて暮らす家族へのプレゼントにしたいのかで、向いているサイズや製本は変わってきます。
用途が定まっていないまま価格だけで選ぶと、届いてから「思っていたより小さい」「ページ数が足りず入れたい写真が入らなかった」と感じることがあります。先に用途を決めてから、仕様を比べるのが、遠回りに見えて近道です。
- 日常の記録なら、手軽に続けられるサイズと価格のものが向いています
- 節目の記念やプレゼントなら、製本や用紙の質感まで確認したいところです
- 入れたい写真の枚数を先に数えておくと、ページ数を選びやすくなります
比べるときの5つの基準
1. サイズ:持ち歩くか、飾るか
フォトブックのサイズは、大きく分けて正方形(ましかく)、L判前後、文庫サイズ、A5やB5といった本のサイズがあります。正方形は縦向き・横向きの写真のどちらもレイアウトしやすく、スマホで撮った写真のまとめにも向いています。L判サイズは手元のプリント写真になじみがあり、持ち運びやすいのが利点です。大きめのサイズは見開きで写真を大きく見せやすく、リビングに置いて眺める用途に合います。
たとえばPhotobackでは、正方形の「ROUGH(ラフ)」が15cm×15cm、「FOLIO(フォリオ)」が18.6cm×18.6cm、L判の「POCKET(ポケット)」、文庫サイズの「BUNKO(ブンコ)」、A5の「LIFE(ライフ)」、B5変形の「GRAPH(グラフ)」というように、7つの型が用意されています(公式サイトで確認した内容です)。
2. ページ数と写真の枚数
見落としやすいのが、ページ数と、実際に入る写真の枚数の関係です。同じ「36ページ」でも、1ページに配置できる枚数はサービスやテンプレートによって異なります。Photobackの「ROUGH」は、16ページ・24ページ・36ページの3種類から選べて、公式サイトには1ページに配置できる枚数のほか、ページ数ごとの最小枚数と最大枚数も掲載されています。
ノハナの通常フォトブックは、公式サイトのよくある質問によると14cm×14cm、28ページ(表紙・タイトル・写真20ページ・奥付・裏表紙)の仕様です。ページ数が決まっているぶん、「毎月1冊、その月のベストショットだけをまとめる」といった続け方がしやすい形といえます。

3. 製本と用紙の種類
製本の種類によって、ページの開き方や仕上がりの印象が変わります。見開きいっぱいに写真を使いたい場合は、ページを平らに近い状態で開ける製本が向いています。Photobackの「ROUGH」は、2枚の紙を貼り合わせた合紙製本で、ノド元までフラットに開くと公式サイトに説明があります。
ノハナには、通常のソフトカバータイプのほかに、銀塩プリントのハードカバータイプである「プレミアムフォトブック」があります。公式サイトの比較表では、通常フォトブックがトナー印刷、プレミアムフォトブックが銀塩(写真品質)の印刷とされ、プレミアムは18.5cmスクエアで、表紙を含めて23枚から89枚の写真が入る仕様です。日常の記録なのか、節目の記念なのかによって、こうした仕様を使い分けると納得しやすくなります。
4. 送料と納期
フォトブックは、本体価格だけでなく送料を含めた総額で比べることが大切です。Photobackの公式サイトでは、通常便の宅急便が677円、ネコポスが290円(いずれも税込)、1回の注文で10,000円以上の購入なら送料無料とされています。出荷は注文から5営業日前後で、特急便も用意されています。
ノハナは、当月に注文すると翌月1日に本体無料クーポンがもらえる仕組みで、そのクーポンを使う場合は送料330円のみで届くと公式サイトに書かれています。クーポンを使わない場合のフォトブック料金は440円(税込)に送料が加わると案内されています。お届けまでは通常2週間程度、特急オプションを使うと6〜7日程度とされています。クーポンの条件や対象商品は変更されることがあるため、注文前にぜひ公式サイトで最新の内容を確認してください。
5. 作成方法:スマホかパソコンか
スマホで撮った写真が中心なら、アプリで完結できるサービスが便利です。Photobackはアプリとパソコンのどちらでも作成でき、公式サイトによると、アプリで作ってもパソコンで作っても印刷品質や紙質、仕上がりに違いはないとのことです。一方、じっくりレイアウトを調整したい場合は、大きな画面で作れるパソコン編集のほうが向いています。
ノハナはスマートフォンの専用アプリで注文するサービスで、写真をアップロードして注文する流れが公式サイトで案内されています。
Photobackとノハナの仕様を並べてみる
ここまでの内容を、公式サイトで確認できた範囲で表にまとめます。価格や条件は変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。なお、2つのサービスは仕様の方向性が異なるため、単純にどちらが上という見方はできません。
| 項目 | Photoback(ROUGH) | ノハナ(通常フォトブック) |
|---|---|---|
| サイズ | 15cm×15cm(ましかく) | 14cm×14cm |
| ページ数 | 16・24・36ページから選択 | 28ページ(写真20ページ) |
| 製本 | 合紙製本(見開きフラット) | ソフトカバー |
| 作成方法 | アプリ・パソコン | スマホアプリ |
| 送料の例 | 宅急便677円/ネコポス290円(税込) | クーポン利用時は330円 |
| 納期の目安 | 注文から5営業日前後で出荷 | 通常2週間程度 |
Photobackの「ROUGH」の本体価格は、16ページが1,936円、24ページが2,904円、36ページが4,356円(税込・送料別)と公式サイトに掲載されています。一方で、同じPhotobackでも「FOLIO」は7,986円〜11,374円(税込)の価格帯とされており、型によって価格帯が大きく変わることが分かります。

目的別に考える、フォトブックの選び方
毎月の成長記録を続けたい場合
赤ちゃんの月齢記録のように、決まったペースで残したいときは、1冊あたりの負担が小さく、作成の手間が少ないタイプが続けやすい傾向があります。ページ数が決まっているサービスなら、その月の写真を選ぶだけで済みます。写真が多すぎて選ぶのが大変だと感じる方は、アプリのなかで先に「お気に入り」を付けておくと、作成がスムーズです。
旅行や行事の思い出をまとめたい場合
旅行や運動会のように写真の枚数が多いイベントは、ページ数を選べるタイプが向いています。ページ数ごとの最大枚数を確認し、入れたい枚数に余裕のあるページ数を選ぶと、後から削る作業が少なくなります。表紙に使う1枚は、全体を象徴する写真を選ぶと、本棚に並べたときにも分かりやすくなります。

結婚式や七五三など、節目の記念にしたい場合
一生残したい写真は、製本や用紙の質感まで確認したいところです。見開きで写真を大きく使えるフラットな開き方のものや、写真品質の印刷方式を選べるものがあります。ただし、どの方式が合うかは写真の内容や好みによって変わるため、公式サイトの仕様説明やサンプルを見て判断してください。
家族へのプレゼントにしたい場合
プレゼント用なら、ギフト用のラッピングやギフトキットが用意されているかも確認ポイントです。Photobackの公式サイトには、お客さま自身でラッピングするためのギフトキットが掲載されています。ノハナでも、お届け先の住所を指定できるため、離れて暮らす家族へ直接送ることができると案内されています(ギフトオプションは通常フォトブックのみが対象とされています)。
注文前に確認したい注意点
- 画面で見た色と、印刷された色には差が出ることがあります
- 写真の解像度が低いと、大きく配置したときに粗く見える場合があります
- キャンペーンやクーポンの条件は、予告なく変更されることがあります
- キャンセルや再注文のルールは、注文前に公式サイトで確認してください
フォトブックは1冊ごとに作る受注生産の商品なので、注文を確定したあとは、内容の変更やキャンセルができない場合があります。誤字や写真の順番を、注文前にもう一度見直しておくと安心です。
また、子どもや家族の写真を扱う場合は、写真に写っている人や背景に配慮することも大切です。完成したフォトブックを人に見せるだけならともかく、SNSなどに公開するときは、一般的なプライバシーへの注意を意識してください。
写真データのバックアップも、あわせて習慣にしておきたいところです。注文用に選んだ写真をスマホだけに残していると、機種変更や故障のときに失ってしまう恐れがあります。外付けのポータブルSSD(1TBクラス)や、クラウドの写真保存サービスに別途コピーを取っておくと、フォトブックを作り直したいときにも役立ちます。
フォトブックをきれいに保管するコツ
届いたフォトブックは、直射日光が当たる場所や湿気の多い場所を避けて保管すると、状態を保ちやすくなります。本棚に立てる場合は、A5サイズのブックスタンドや、A5対応の書類ケースに入れておくと、表紙の傷みを防げます。正方形のフォトブックは、一般的な本棚に収まらないことがあるため、サイズに合った収納ボックスを用意しておくと便利です。
ページに指紋が付くのが気になる場合は、薄手のコットン手袋を使う方法もあります。ただ、日常的に眺めて楽しむことが目的であれば、あまり神経質にならず、気軽に手に取れる状態にしておくほうが長く愛着が続くかもしれません。
よくある質問
Q. スマホで撮った写真でもきれいに仕上がりますか?
Photobackの公式サイトでは、スマホで撮った写真でもフォトブックにして残せると案内されています。ただし、仕上がりは元の写真の解像度や明るさにも左右されます。暗い場所で撮った写真やズームを多用した写真は、粗さが目立つことがあります。
Q. 初めて作る場合、どの種類から選べばよいですか?
Photobackの公式サイトでは、はじめての方にはましかくサイズの「ROUGH」が案内されています。縦写真・横写真のどちらもレイアウトしやすく、フラットに開けることが理由とされています。ほかのサービスでも、まずは小さめのサイズやページ数の少ないものから試す方法があります。
Q. 本体が無料になるクーポンとは何ですか?
ノハナでは、当月に注文すると翌月1日にフォトアイテムが本体無料になるクーポンがもらえると公式サイトに書かれています。ただし、送料は別途かかり、対象商品も通常フォトブックとフォトカードに限られるとされています。条件は変更されることがあります。
Q. 納期が間に合わない場合はどうすればよいですか?
Photobackには特急便が用意されています。ノハナにも特急オプションがあります。ただし、ご注文状況や配達地域によって到着日は変わるため、贈り物の期日がある場合は、早めに注文するのが安心です。
まとめ
フォトブックを選ぶときは、「サイズ」「ページ数と写真枚数」「製本」「送料と納期」「作成方法」の5つを、用途に合わせて比べるのが基本です。先に用途を決め、本体価格に送料を加えた総額で見ることで、注文後のミスマッチを減らせます。
Photobackとノハナは、仕様も価格の考え方も異なるサービスです。どちらが優れているかではなく、ご自身の使い方に合うかどうかで選んでみてください。最新の料金やクーポンの条件は変わることがあるため、注文前には公式サイトで確認しましょう。


